このテストが測るもの
表示された日本語の文章を、そのまま打ち写します。最初の入力を始めた時点で計測が始まり、入力した文字数が文章の長さに達した時点で終了します。入力済みの文字は、合っていれば緑、違っていれば赤の下線で示され、次に入力する文字には背景色が付きます。文章は8つの中からランダムに選ばれ、同じ文章が続けて出ることもあるため、速度を比べるときは文章の長さが近いもの同士で見てください。得られるのは練習の変化を確かめるための数字で、検定の結果ではありません。
日本語のタイピング速度の数え方
英語では「5文字=1単語」で単語数/分(WPM)を出すのが慣例ですが、日本語は単語の区切りがなく、同じ文字数でもキーを打つ回数が大きく違います。そのため、このテストは変換が確定して画面に出た文字の数を数えます。
- 1分あたりの文字数 = 文章の文字数 ÷ 所要時間(分)。ひらがな、カタカナ、漢字、句読点、長音符「ー」を、すべて1文字として数えます。
- 正確率 = 同じ位置で一致した文字数 ÷ 文章の文字数 × 100。
- 正確率を反映した文字数/分 = 1分あたりの文字数 × 正確率。ミスが多い速さは価値が下がることを示す、単純な目安です。
ここで言う「文字数/分」は、キーを打った回数(打鍵数)ではありません。ローマ字入力で「き」を打つには「k」「i」の2打鍵、「きゃ」なら「k」「y」「a」の3打鍵が必要です。かな入力なら「き」は1打鍵ですが、「が」は「か」と濁点「゛」の2打鍵になります。さらに漢字は、読みを入力してから変換キーで候補を選ぶ操作が加わります。こうした違いはすべて同じ「1文字」として数えるので、入力方式が異なる人どうしの数字を単純に比べることはできません。他のタイピングソフトや検定は別の数え方をすることがあるため、数字の比較は同じ基準の中で行ってください。
IME(日本語入力)の特有の注意点
- 変換中の文字: 読みを入力して変換を確定する前の文字は未確定です。確定した文字だけを判定の対象にしています。
- 計測の開始: 最初の文字を入力し始めた時点(変換が確定する前でも)から時間を計ります。
- 漢字の選び方: 表示と同じ字でなければ誤りになります。「恐れ」と「怖れ」のように複数の表記がある語は、表示どおりの字を選んでください。
- 句読点: 文章には全角の「、」「。」が使われています。IMEが半角モードで「,」「.」になっていると誤りになります。
- 貼り付け不可: 貼り付けると時間がほぼ0になって無意味な数字になるため、貼り付けとドロップは無効にしています。
正確率の判定方法とその限界
入力が終わった時点で、文章と入力内容を同じ位置の文字どうしで比較します。途中で間違えてバックスペースで直した場合は、最終的な状態だけが評価されるので、誤りとしては残りません。ただし直すのにかかった時間は速度に含まれます。また位置で比べるため、1文字抜けたり余計に入ったりすると、それ以降の文字がずれて、多くが誤りとして数えられます。正確率が急に大きく下がったときは、途中で文字が抜けていないかを確認してください。
- 終了の条件: 入力した文字数が文章の文字数に達した時点で自動的に終了します。終了後に最後の部分を直すことはできません。
- 文章が短いことの影響: 38〜43文字ほどの文章では、最初の1文字の迷いや1回のミスが結果に大きく響きます。数回の測定の平均で見てください。
- 平均値の比較: このページは、出典を確認できる平均値や段位表を載せていません。比べる相手は、ご自身の過去の記録です。
- 保存: 最高記録(正確率を反映した文字数/分)は、このブラウザのローカルストレージ(キー pib_typing_ja_best)にだけ保存されます。サーバーには送信されず、端末間の同期もなく、サイトデータを消すと消えます。
参考表1: テストで使う文章の文字数と文字種
実際の文章からビルド時に数えた値です。漢字の割合が高い文章は、同じ文字数でも変換の操作が多くなる傾向があります。
| 番号 | 書き出し | 文字数 | ひらがな | カタカナ | 漢字 | 句読点 | その他(長音符など) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 早起きは三文の徳と言… | 38 | 20 | 0 | 16 | 2 | 0 |
| 2 | 継続は力なりという言… | 43 | 28 | 0 | 13 | 2 | 0 |
| 3 | 雨降って地固まるとい… | 42 | 30 | 0 | 10 | 2 | 0 |
| 4 | キーボードを速く正確… | 39 | 17 | 3 | 15 | 2 | 2 |
| 5 | 千里の道も一歩からと… | 38 | 22 | 0 | 14 | 2 | 0 |
| 6 | 読書は心の栄養である… | 43 | 25 | 0 | 16 | 2 | 0 |
| 7 | 時間は誰にでも平等に… | 41 | 27 | 0 | 12 | 2 | 0 |
| 8 | 失敗は成功のもととい… | 39 | 24 | 0 | 13 | 2 | 0 |
| 8文の合計 | 323 | 193 | 3 | 109 | 16 | 2 | |
1文あたりの平均は40.4文字です。
参考表2: 速度の目標を1文あたりの時間に直す
文章4(39文字)を、1分あたりの文字数ごとに入力し終える時間に換算した表です。目標の速度を決めたら、1文あたりの目標時間を逆算して練習に使えます。
| 1分あたりの文字数 | 1秒あたりの文字数 | 文章4を入力し終える時間 |
|---|---|---|
| 100文字 | 1.7文字 | 23.4秒 |
| 150文字 | 2.5文字 | 15.6秒 |
| 200文字 | 3.3文字 | 11.7秒 |
| 250文字 | 4.2文字 | 9.4秒 |
| 300文字 | 5.0文字 | 7.8秒 |
| 400文字 | 6.7文字 | 5.9秒 |
計算例
例1. 文章4は39文字です。これを15秒で入力し、誤りが1文字だったとします。1分あたりの文字数は 39 ÷ (15 ÷ 60) = 156、正確率は (39 - 1) ÷ 39 = 97.4%、正確率を反映した文字数/分は約152です。
例2. 文章1は38文字です。19秒で入力し終えたなら 38 ÷ (19 ÷ 60) = 120文字/分です。半分の時間で終えれば、速度はちょうど2倍になります。時間と速度は反比例の関係です。
入力でよくある問題
- 入力モードの違い: 半角英数のまま打つと、すべてが誤りになります。始める前にIMEを日本語入力に切り替えてください。
- 予測変換・自動修正: スマートフォンのキーボードや一部の拡張機能が文字を書き換えると、正確率が正しく測れません。物理キーボードでの利用を想定しています。
- 速さを追いすぎる: 打ち間違えて消して打ち直す時間は、丁寧に打つ時間より長くかかります。
- 全角と半角の混在: 長音符「ー」を、ハイフンやマイナス記号で入れても一致しません。
速度を伸ばす練習のコツ
一般に、まず正確さ、そのあとで速さという順序が勧められます。ホームポジションに指を置き、手元を見ずに打てるようにしてから、ミスが増えない範囲で少しずつ速度を上げていきます。ローマ字入力では、よく使う語の打鍵の流れを手が覚えるまで、短い練習を繰り返す方法があります。また、変換候補の選び方が遅いと全体の速度が落ちるため、変換のたびに画面を確認する癖を減らす練習も有効です。1回を長く続けるより、短い練習を何度か行うほうが疲れにくく、誤りも増えにくくなります。
結果の活用法
- 同じくらいの長さの文章で3〜5回測定し、その平均を基準の記録にします。
- 正確率を反映した値が元の値より大きく低いなら、速度よりも先に誤りを減らします。
- 週に1回、同じ条件で測り直して、変化を比べます。
- この数字を、採用や資格の根拠には使わないでください。
関連ツール
- 英語タイピング速度テスト: 英文でのWPM(5文字=1単語)を測る
- 文字数カウンター: 文章の文字数を数える
- 反応速度テスト: 合図に反応するまでの時間を測る
よくある質問
文字数/分と打鍵数/分は何が違いますか?
文字数/分は、変換後に画面に表示された文字の数で数えます。打鍵数/分は、キーを押した回数で数えます。ローマ字入力の「き」は2打鍵、「きゃ」は3打鍵で、漢字は変換のキー操作も加わるため、同じ文字数でも打鍵数は異なります。このページは文字数で計算します。
途中で間違えるとどうなりますか?
誤りは赤い下線で表示されます。バックスペースで直しても、そのまま進めても構いません。正確率は文章を入力し終えた時点の内容で計算されるので、直した文字は誤りに数えられませんが、直すためにかかった時間は速度に含まれます。
漢字が表示と違う字に変換されると誤りになりますか?
はい。文字を1つずつ比較するため、同じ読みでも別の字なら誤りです。表示された字になるまで変換候補を選んでください。
最高記録はどこに保存されますか?
このブラウザのローカルストレージにだけ保存されます。他の端末やブラウザでは表示されず、サイトデータを消すと失われます。プライベートモードでは保存されません。
この結果を就職や検定の判断に使えますか?
使えません。検定や企業の試験は、それぞれの方法で時間と誤りを数えます。この結果は、ご自身の練習の変化を見るための参考値としてお使いください。