妊娠週数計算機

最終月経開始日を入力すると、今日時点の妊娠週数と出産予定日を計算します。超音波で測った週数との比較もできます。

この計算機は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上のアドバイスではありません。妊娠の確認や予定日の確定はできず、最終的な判断は医師・助産師が行います。

超音波検査の結果と比較する(任意)

妊娠週数はどう数えるのか

妊娠週数(在胎週数)は、実際に受精した日ではなく最終月経の開始日を0日目として数えるのが医学上の慣例です。 受精は排卵の直後に起こるため、28日周期なら最終月経からおよそ2週間後です。つまり「妊娠4週」といっても受精からの経過は2週間ほどで、 月経予定日を過ぎたころが妊娠4週0日にあたります。排卵日や受精日を正確に知っている人は少ないので、誰でも思い出しやすい基準日として最終月経が使われています。 表記は「13週2日」のように週と日で表し、1週は7日です。

ネーゲレ概算法と計算式

19世紀のドイツの産科医フランツ・ネーゲレがまとめた方法で、出産予定日 = 最終月経開始日 + 280日(40週)です。 暦の上では「月から3を引き(または9を足し)、日に7を足す」と覚える方法もあります。280日は、周期が28日で排卵が14日目という仮定から出た値で、 受精からは約266日(38週)にあたります。

周期が28日でない場合は排卵の時期が変わるため、(周期 − 28)日だけ予定日を前後させて補正します。この計算機も同じ方法で、 妊娠週数は「(今日 − 最終月経開始日)の日数 − 補正日数」を7で割った商(週)と余り(日)で表示します。 この補正は「排卵は次の月経の14日前に起こる」という仮定に基づくので、周期が毎回大きく違う人には向きません。 補正に使えるのは20〜45日の範囲で、範囲外の値は28日として扱います。

平均周期排卵推定日(月経開始から)予定日の補正予定日(最終月経 + 日数)
21日7日目-7日273日
24日10日目-4日276日
26日12日目-2日278日
28日14日目0日280日
30日16日目+2日282日
32日18日目+4日284日
35日21日目+7日287日
38日24日目+10日290日
40日26日目+12日292日

計算例

例1. 周期28日、最終月経開始日 2026年1月10日: 280日を足した2026年10月17日が予定日です。3月20日時点では69日が経過しており、 69 ÷ 7 = 9週6日となります。

例2. 周期35日、同じ最終月経: 補正は 35 − 28 = +7日で、予定日は287日後の2026年10月24日です。同じ3月20日は 69 − 7 = 62日、つまり8週6日と計算されます。周期が長いほど排卵が遅れた可能性が高いため、同じ日付でも週数が1週近く変わります。

例3. 周期30日、最終月経開始日 2026年5月4日: 補正は+2日で、予定日は282日後の2027年2月10日です。排卵推定日は16日後の2026年5月20日、 37週0日(補正込み)は2027年1月20日になります。

超音波で予定日が変わるのはなぜか

最終月経が不確かだったり周期が不規則だったりすると、計算上の週数は実際とずれます。妊娠初期に超音波で頭殿長(CRL)を測ると、 週数の誤差が数日以内に収まります。初期は赤ちゃんの大きさの個人差が小さいためで、妊娠が進むほど個人差が広がり、超音波による週数の誤差も大きくなります。

米国産科婦人科学会(ACOG、Committee Opinion 700、2017年)は、最終月経による予定日と超音波による予定日の差が下の基準を超えた場合に、 超音波の予定日へ修正することを提案しています。実際の医療機関の判断基準は異なることがあるため、この表は考え方を理解するための参考です。

検査時の週数(最終月経基準)予定日を変更する差(超えた場合)
8週6日まで5日
9週0日〜13週6日7日
14週0日〜15週6日7日
16週0日〜21週6日10日
22週0日〜27週6日14日
28週0日以降21日

超音波が優先される例: 最終月経が2026年1月10日(予定日10月17日)で、3月20日の超音波で8週0日と測定された場合、超音波基準の予定日は 3月20日に(280 − 56)日を足した2026年10月30日です。最終月経基準とは13日の差があり、検査時点では最終月経基準で9週6日、基準は7日なので、 予定日が10月30日へ修正される例にあたります。

最終月経基準が維持される例: 最終月経が2026年2月1日(予定日11月8日)で、4月10日の超音波で10週3日と測定された場合、超音波基準の予定日は11月3日で差は5日です。 検査時点は最終月経基準で9週5日、基準は7日なので差が基準内に収まり、予定日は通常そのまま維持されます。 上の入力欄に同じ値を入れると、この比較が自動で表示されます。最終的な判断は必ず担当の医療者が行います。

妊娠期(トリメスター)と正期産

ACOGは分娩の時期を、早期正期産(37週0日〜38週6日)、正期産(39週0日〜40週6日)、後期正期産(41週0日〜41週6日)、過期産(42週0日以降)に分けています。 37週未満は早産です。結果欄の「37週0日」は、最終月経(周期補正込み)で37週0日になる日付です。 予定日ちょうどに生まれる赤ちゃんは一部にとどまるとされているため、予定日は「その日」ではなく「前後2〜3週間の中心」と考えるのが現実的です。

最終月経がはっきりしないとき

使う日付は「出血が始まった最初の日」で、終わった日ではありません。記録がなければ、カレンダーや基礎体温・排卵検査薬の記録、妊娠検査薬を初めて使った日などから範囲を絞り、 その範囲をそのまま医療者に伝えてください。医療者は初期の超音波で頭殿長を測って週数を判断します。 普段より明らかに少ない出血は着床出血の可能性があるため、いつも通りの量だった最後の月経を基準にするのが一般的です。 日付が不確かな場合は、この計算機のD-dayよりも、診察で決まった予定日を優先してください。

妊娠中の体重増加の目安(参考)

米国医学研究所(IOM、2009年)は、妊娠前のBMIに応じた体重増加量の目安を示しています(単胎)。低体重(18.5未満)で約12.5〜18kg、標準(18.5〜24.9)で約11.5〜16kg、 過体重(25〜29.9)で約7〜11.5kg、肥満(30以上)で約5〜9kgです。この区分はWHOの基準で、BMI計算機が使っているWHO基準と同じです。国内の学会などが別の基準を示すこともあるため、実際の目標は担当の医療者と決め、減量目的のカロリー計算をそのまま妊娠中に当てはめないでください。

この計算機の限界とよくある誤解

結果の使い方

  1. 計算した週数と予定日を最初の受診時に持参し、超音波の結果と照らし合わせてください。
  2. 医療者が予定日を修正した場合は、以後はその日付を基準にします。
  3. 妊娠中の食事量や体重管理にカロリー計算機をそのまま使うことは避け、医療者の指導に従ってください。
  4. 予定日までのカウントダウンにはD-day計算機も使えます。

ご注意

この計算機は情報提供を目的としており、診断や医療相談の代わりにはなりません。出血、強い腹痛、胎動の減少、破水の疑いなどがある場合は、計算結果にかかわらずすぐに受診してください。 入力した日付はサーバーに送信されず、お使いのブラウザ内だけで計算されます。

よくある質問

なぜ排卵日ではなく最終月経を基準にするのですか?

実際の排卵日や受精日は正確に知るのが難しい一方、最終月経の開始日は把握しやすいからです。そのため受精は最終月経の約2週間後ですが、週数は最終月経から数えます。

月経周期が不規則な場合はどうなりますか?

この計算機の精度は下がります。妊娠初期(おおむね13週ごろまで)の超音波で予定日を確認するほうがずっと正確なので、医療機関の診断を優先してください。

病院で言われた週数と計算結果が違います。

超音波の測定値を反映して予定日が調整された可能性が高く、その場合は病院の基準が正しいことになります。上の比較機能で、どれくらい差があるか確認できます。

妊娠40週は9か月ですか、10か月ですか?

40週は280日です。1か月を4週(28日)で数えれば10か月、暦の上ではおよそ9か月と1週間です。そのため「十月十日」とも「9か月」とも言われます。

予定日より早く生まれると問題ですか?

37週0日以降は正期産に分類され、通常の分娩の範囲です。37週未満は早産にあたり医療的な管理が必要です。早産の兆候が疑われるときは、すぐに医療機関へ連絡してください。

関連ツール