hostsファイル編集でよくあるミス
最も多いのは、管理者権限でエディタを開かずに保存しようとして失敗するケースです。エディタによっては保存自体が静かに失敗したり、権限エラーが表示されたりするので、まずは管理者権限で起動できているか確認しましょう。もう一つよくあるミスは、既存の行に誤字や余分なドメインを混ぜてしまい、意図しないサイトが遮断・リダイレクトされてしまうことです。追加した行だけでなく、ファイル全体を見直すことをおすすめします。IPアドレスとドメイン名の順番を逆に書くと、その行は無視されます。
変更を元に戻す方法
追加した項目が予期せぬ問題を引き起こした場合は、その行だけを削除するか、多くのシステムで標準的なhostsファイルの内容(ループバックやlocalhostの数行)に戻して保存すれば元通りになります。最初に編集する前に元のファイルのバックアップを取っておくと、何か問題が起きたときにすぐ元に戻せて安心です。
hostsファイルが向かない場面
hostsファイルが効くのは編集したそのパソコンだけです。家庭内のすべての機器で同じ挙動にしたい場合は、ローカルDNSレコードを持つルーターや、ネットワーク全体のDNSフィルターのほうが適しています。項目が数十を超えると管理も難しくなります。一方、サーバー移転後の動作確認には便利で、本番ドメインを新サーバーのIPに自分のPCだけで向け、確認してから行を削除します。確認後は必ず削除しましょう。古い行が残っていると、将来停止するサーバーに知らないうちにつながり続けます。
セキュリティ上の注意
このファイルはDNSより優先されるため、編集できる人は通信の行き先をこっそり変えられます。標準の権限を維持し、出所不明のスクリプトを管理者権限で実行しないようにし、出所不明のサイトにある長い項目リストをそのまま貼り付ける手順にも注意しましょう。OSやセキュリティソフトによっては、ファイルの変更を知らせる機能があり、自分で変更していない場合の手がかりになります。
よくある質問
hostsファイルを編集しても反映されないのはなぜですか?
最も多い原因は、管理者権限(またはroot権限)でエディタを開かずに保存しようとして失敗しているケースです。また、ブラウザやOSが変更前のDNS結果をキャッシュしたままになっていないかも確認してください。ブラウザの再起動やDNSキャッシュのクリアで解決することが多いです。
hostsファイルで広告をブロックするのは安全ですか?
広く使われている一般的な手法ではありますが、広告ドメインの項目を手動で大量に管理するのは時間が経つにつれて面倒になり、同じドメインを共有する無関係なサービスまで動かなくなることもあります。本格的に広告をブロックしたい場合は、専用の広告ブロック拡張機能やDNSベースのブロッカーの方が管理しやすいでしょう。
hostsファイルを編集したらパソコンを再起動する必要がありますか?
通常は不要です。変更は次回の名前解決から読み込まれるので、ブラウザを閉じ直してDNSキャッシュを消せば十分なことがほとんどです。
スマートフォンでもhostsファイルは使えますか?
一般的な方法では使えません。スマートフォンではシステムファイルが既定で保護されており、編集にはルート化や脱獄が必要で、セキュリティ上の危険が伴います。DNSベースのブロックアプリやローカルのDNS設定のほうが安全です。
ブロックしたのにサイトが開いてしまうのはなぜですか?
DNSキャッシュ、同じサイトの別のIPv6アドレス、ブラウザ独自のセキュアDNS設定、ドメイン名の誤字を確認してください。ファイルを開き直して、保存できているかも確かめましょう。