不快指数とは
不快指数(DI)は、気温と湿度をひとつの数値にまとめ、蒸し暑さの度合いを表す指標です。同じ気温でも湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体から熱が逃げにくいため、ずっと暑苦しく感じられます。不快指数はこの2つの要素をあわせて計算します。ただし経験式のひとつなので、感じ方の個人差と完全には一致しません。気温と湿度を入れるだけで、値・区分・計算の中身が確認できます。
このページで使う区分について。下の4段階は、韓国気象庁(KMA)の生活気象指数としての不快指数の区分に従っています。国や民間の気象サービス、古い文献では、境目の値や区分の名称、段階数(5〜6段階など)が異なることがあります。ここでの「高い」が他では別の呼び方になる場合もあるため、あくまで韓国気象庁の区分で読んだ結果として扱ってください。
計算式
不快指数 = 0.81 × 気温(℃) + 0.01 × 湿度(%) × (0.99 × 気温(℃) − 14.3) + 46.3
式を2つに分けて読むと理解しやすくなります。前半の0.81 × 気温は湿度がゼロと仮定した場合の気温の寄与、後半の0.01 × 湿度 × (0.99 × 気温 − 14.3)は湿度が上乗せする分です。かっこの中は気温がおよそ14.4℃を超えたときだけ正になります。つまり気温が低い日には、湿度が高いほどむしろ値が下がる方向に働くため、暑さの指標として意味があるのは気温が高い時期です。そのためこのページでは、20℃未満を入力したときに注意書きを添えます。30℃付近では、湿度が10ポイント上がるごとに指数がおよそ1.5ずつ上がると覚えておくと目安になります。
4段階の区分(韓国気象庁)
- 68未満: 低い。ほとんどの人が快適に感じます。
- 68以上75未満: 普通。不快に感じる人が出始めます。
- 75以上80未満: 高い。半数ほどが不快に感じる水準と説明されます。
- 80以上: 非常に高い。ほぼ全員が不快に感じる水準と説明されます。
「半数ほど」「ほぼ全員」は、誰をどう調べたかによって変わる大まかな表現で、正確な割合ではありません。最新の公式な基準や表現は、韓国気象庁の生活気象に関する案内で確認してください。
気温×湿度の早見表
下の値は、上の式からページ生成時に計算したものです。数値の下の括弧は韓国気象庁の4段階区分です。
| 気温\湿度 | 40% | 50% | 60% | 70% | 80% | 90% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 22℃ | 67.1 (低い) | 67.9 (低い) | 68.6 (普通) | 69.4 (普通) | 70.1 (普通) | 70.9 (普通) |
| 24℃ | 69.5 (普通) | 70.5 (普通) | 71.4 (普通) | 72.4 (普通) | 73.3 (普通) | 74.3 (普通) |
| 26℃ | 71.9 (普通) | 73.1 (普通) | 74.2 (普通) | 75.4 (高い) | 76.5 (高い) | 77.7 (高い) |
| 28℃ | 74.3 (普通) | 75.7 (高い) | 77.0 (高い) | 78.4 (高い) | 79.7 (高い) | 81.1 (非常に高い) |
| 30℃ | 76.8 (高い) | 78.3 (高い) | 79.8 (高い) | 81.4 (非常に高い) | 82.9 (非常に高い) | 84.5 (非常に高い) |
| 32℃ | 79.2 (高い) | 80.9 (非常に高い) | 82.6 (非常に高い) | 84.4 (非常に高い) | 86.1 (非常に高い) | 87.9 (非常に高い) |
| 34℃ | 81.6 (非常に高い) | 83.5 (非常に高い) | 85.5 (非常に高い) | 87.4 (非常に高い) | 89.3 (非常に高い) | 91.3 (非常に高い) |
表から読み取れる点が2つあります。ひとつは、22℃では湿度が40%から90%に上がっても指数は3.7しか動かない(67.1から70.9)のに対し、34℃では同じ湿度の差で9.7も動く(81.6から91.3)こと。気温が高いほど湿度の影響が大きくなります。もうひとつは、34℃では湿度40%でも81.6となり、すでに「非常に高い」区分に入ることです。除湿の効果が大きいのは、気温が高い日だといえます。
計算例
- 例1: 27℃・湿度60%: 0.81 × 27 + 0.01 × 60 × (0.99 × 27 − 14.3) + 46.3 = 75.6。「高い」区分の入口で、冷房なしだと蒸し暑いと感じる人が出てくる天気です。
- 例2: 32℃・湿度75%: 85.3で「非常に高い」。同じ32℃でも湿度40%なら79.2で、区分がひとつ下がります。
- 例3: 30℃で湿度40%と90%: 約76.8と約84.5。気温は同じでも湿度だけで「高い」から「非常に高い」へ変わります。梅雨時のむしむし感がつらい理由の一端です。
限界とよくある誤解
- 風と日射は反映されません。日陰か直射日光か、風があるかどうかで体感は大きく変わります。体感温度や暑さ指数など、ほかの指標が風や放射を加味することもあります。冬の風の影響は体感温度(ウィンドチル)計算機で見られます。
- 冬にはほとんど意味がありません。暑い季節の不快感を見るための式です。気温が低い日の低い値を「快適」と読むと、寒さを見落とします。
- 人によって違います。年齢、活動量、服装、暑さへの慣れで反応は変わります。高齢者、小さな子ども、持病のある方は、低い区分でも注意が必要です。
- 熱中症などの警報とは別物です。公式の注意報・警報は、各国・各機関が別の基準で出します。お住まいの地域の気象機関の情報を確認してください。
- リアルタイム値は室内の値ではありません。都市検索の気温・湿度は外部の気象サービスの値で、自宅やオフィスの室内とは異なることがあります。
結果の活かし方
75以上が出たら、室内ではまず湿度を確認しましょう。エアコンのドライ運転や除湿機で湿度を60%前後まで下げると、同じ気温でも区分がひとつ下がることがあります。80以上では、屋外の運動時間を短くし、こまめに水分をとり、高齢者・子ども・ペットのいる家庭は換気と冷房に気を配ってください。室内の結露やカビが気になるときは露点計算機を併用すると便利です。ほかの都市の天気は世界の天気で比べられます。この計算機は生活の参考用で、医療上の助言ではありません。体調に不安があるときは医療機関に相談してください。
よくある質問
「現在地を使う」を押しても反応がありません。
ブラウザの位置情報の許可を確認してください。拒否している場合は、都市名で検索するか、直接計算を使ってください。
都市名は日本語で検索できますか?
英語の都市名がもっとも正確です(例: Tokyo, Osaka)。候補が複数出た場合は、地域や国を見て選べます。
体感温度と同じものですか?
似ていますが別物です。不快指数は気温と湿度だけを使う夏向けの指標で、体感温度は風などの要素も取り入れることが多いです。
湿度に100%を超える値を入れるとどうなりますか?
湿度は0〜100%のみ受け付けます。範囲外ではエラーが表示され、計算されません。気温は-50〜60℃の範囲で計算します。
華氏の気温で計算できますか?
式は摂氏が前提です。(華氏 − 32) × 5/9 で摂氏に直してから入力してください。