料理の計量単位変換

カップ・大さじ・小さじ・ml・グラムを、レシピの国に合わせた計量基準で換算します。

計量の換算が意外とやっかいな理由

海外のレシピ通りに作ったのに生地が緩すぎた、あるいは固すぎた。そんなときは計量が原因であることが少なくありません。「1カップ」と書かれていても、 日本は200mL、アメリカは約236.6mL、メートル法のレシピでは250mLが一般的で、カップ1杯で最大50mL(約2割)も違います。さらにカップや大さじは体積の単位で、 同じ体積でも材料ごとに重さが違います。小麦粉1カップとはちみつ1カップでは、重さがほぼ3倍も違います。このツールは、入力側と結果側の計量基準を選んで体積を正確に換算し、 材料を選べばグラムまでの目安も出します。

換算のしくみ

すべての体積をいったんmLに直し、目的の単位の大きさで割る2段階です。カップ・大さじ・小さじは選んだ基準のmL値を、液量オンスは常にアメリカ式の29.5735mLを使います。

結果 = 入力値 ×(入力単位のmL)÷(結果単位のmL)
グラムが含まれるときは、材料の密度(g/mL)を掛けるか割ります。密度は「米国1カップ(236.588mL)あたりのg ÷ 236.588」で求めています。

国別のカップ・大さじ・小さじの大きさ

変換に使っている値の一覧です。表はページのビルド時に同じデータから計算しています。

計量基準1カップ(mL)大さじ1(mL)小さじ1(mL)1カップ=大さじ米国カップとの差
アメリカ式(1カップ約236.6mL)236.58814.84.916.00.0%
日本式(カップ200mL)20015.05.013.3-15.5%
メートル法(カップ250mL・大さじ15mL)25015.05.016.7+5.7%
オーストラリア式(カップ250mL・大さじ20mL)25020.05.012.5+5.7%
米国の栄養表示用(カップ240mL)24015.05.016.0+1.4%

材料別のグラム換算の目安

重さは粒の大きさ、水分、詰め方で変わるため、下の値は目安です。米国1カップあたりの重さは製菓分野でよく使われる値をもとにし、日本の200mLカップや大さじ・小さじの値は同じ密度から計算しています。

材料米国1カップ(g)日本200mLカップ(g)大さじ1・15mL(g)小さじ1・5mL(g)備考
水23720015.05.01mLがほぼ1g
牛乳24520715.55.2脂肪分で少し変わる
植物油21818413.84.6油の種類で多少異なる
はちみつ34028721.67.2水分量で変わる
小麦粉(米国のオールパーパス)1201017.62.5すくい方で大きく変わる
グラニュー糖19816712.64.2粒の大きさで異なる
ブラウンシュガー(詰めた状態)21318013.54.5詰め方で変わる
バター22719214.44.8米国のスティック2本 = 1カップ = 227g
米(精米前の生米)19816712.64.2品種や乾燥具合で異なる

同じ「1カップ」でも、日本のカップには米国のカップより約15.5%少なく入ります(200 ÷ 236.588)。小麦粉なら米国1カップ120gが、日本のカップではおよそ101gです。 塩や粗塩、ベーキングパウダーのように銘柄や粒の違いで差が大きい材料は表に含めていません。グラムが重要なお菓子やパンづくりでは、はかりで量るのが確実です。

検算した計算例

例1 ― 米国レシピの小麦粉2カップを日本のカップで。2 × 236.588 = 473.18mL、200mLのカップでは 2.37 カップ分です。重さは2 × 120 = 240g。 200mLのカップでそのまま2杯すくうと約203gで、37gほど足りず生地が緩くなります。

例2 ― 豪州レシピの「砂糖 大さじ2」。豪州の大さじは20mLなので2杯で40mL。砂糖の密度(約0.837g/mL)を掛けると約33.5gです。 米国の大さじ2杯(29.57mL)なら約24.8gで、同じ「大さじ2」でも約8.7gの差が出ます。日本の大さじ(15mL)で合わせるなら 40 ÷ 15 = 約2.67杯です。

例3 ― 250mLカップのレシピを日本のカップで。牛乳1カップ(250mL)は日本のカップで 250 ÷ 200 = 1.25 カップ。つまり200mLカップに満たして、さらに50mL(大さじ3と1/3)を足せばよい計算です。

よくある間違いと誤解

正確に量るコツ

海外レシピを移すときのおすすめの順序は、まずレシピにg表記があればそれを使い、なければカップ・スプーンをmLにして材料の密度からgを求め、最後に一度作って仕上がりをみてから自分の計量道具での分量をメモしておく、という流れです。こうすれば、次に作るときに換算の誤差が積み重なりません。

このツールの限界

結果の活用のしかた

  1. レシピの出典の国を確認し、「入力値の計量基準」を合わせます(不明ならアメリカ式がもっとも無難です)。
  2. 「結果の計量基準」は、手元の道具(多くは200mLカップ、15mLの大さじ、5mLの小さじ)に設定します。
  3. お菓子やパンはgに換算した値をはかりで量り、汁物や煮込みのように許容誤差の大きい料理はカップ・大さじの結果をそのまま使います。
  4. 長さ・重さ・温度などほかの単位は単位変換で換算できます。

よくある質問

日本とアメリカのカップはどのくらい違いますか?

日本の計量カップは200mL、アメリカの1カップは約236.6mLで、米国のほうが約18%大きくなります。同じレシピを日本のカップでそのまま数えると約15.5%少なく入ります。入力基準を「アメリカ式」、結果基準を「日本式」にすれば、すぐ換算できます。

グラムにも変換できますか?

できます。単位でグラムを選び、材料を指定すると、密度を使った目安が出ます。ただし同じ材料でも詰め方で5〜15%ほど差が出ることがあるため、参考値としてお使いください。

オーストラリアの大さじはなぜ20mLなのですか?

オーストラリアでは大さじ(tablespoon)を20mLと定めており、小さじは5mLで変わりません。そのため豪州の大さじ1杯は日本の大さじ1と1/3杯にあたります。豪州のレシピでは入力基準にオーストラリア式を選んでください。

1カップは大さじ何杯ですか?

アメリカは16杯、日本式(200mL・15mL)は約13.3杯、オーストラリア(250mL・20mL)は12.5杯です。基準によって変わるので、上の比較表で確認してください。

コップやマグカップ1杯は計量カップ1杯になりますか?

なりません。食器は大きさがまちまちで、ふちまで満たすことも少ないため、実際に入る量は一定しません。正確さが必要なときは、目盛りのある計量カップを使うか、はかりで量ってください。

お菓子づくりでカップよりgが正確なのはなぜですか?

カップは体積なので、粉の入れ方で重さが変わります。gは質量なので常に同じです。小麦粉やココアのようにふんわりした材料は、カップ計量でのばらつきが特に大きくなります。

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