先に預金商品を比較したい場合
定期預金や普通預金など、さまざまな現金性商品の特徴を比較したうえでラダリングの構成を決めたい場合は、預金・貯蓄商品比較についての専用ガイドが参考になります。単利と複利の違いが分かりにくい場合は、複利計算機で実際の利息の差を直接計算してみることもできます。
ラダリングが向かない場合
すべての資金が1年以内に必ず必要になる場合は、満期を分ける意味が薄く、短期の預金や普通預金のほうが単純です。預入額が少なく、複数に分けると各口座の最低預入額を下回る場合や、分けても金利差がほとんどない場合も、手間のほうが大きくなりがちです。また、投資や不動産の購入のように時期が読めず大きな金額が急に必要になる予定があるときは、定期預金より普通預金を厚めにしておくほうが安全です。生活費の数か月分を普通預金などに残しておくのは、よく言われる目安のひとつです。
預金保険制度との関係
日本では、金融機関が破綻した場合、定期預金などの一般預金は1金融機関ごと、預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。同じ金融機関にある複数の定期預金は合算して判定されます。無利息・要求払い・決済サービスを提供できるという3つの要件を満たす決済用預金は全額が保護され、外貨預金や譲渡性預金は対象外です。大きな資金を預けるときは、満期の分散だけでなく、預け先の分散も考えるとよいでしょう。最新の内容は預金保険機構の案内で確認してください。
一般的な情報であり、投資助言ではありません
このページは、定期預金ラダリング戦略の一般的な概念を紹介する教育目的のコンテンツであり、特定の金融機関や商品を推奨するものではありません。金利水準や預金保護の対象範囲などの関連制度は国によって異なり、随時変わる可能性があるため、口座を開設する前に必ず取引先の銀行や資格を持つファイナンシャルアドバイザーに最新の情報を確認してください。
よくある質問
ラダリングは必ず3段階に分けなければなりませんか?
いいえ。3段階は概念を説明するためによく使われる一例に過ぎません。自分の資金計画に合わせて2段階、4段階など、好きなだけ細分化できます。資金が必要になる時期が多く見込まれるほど、より細かく分けるのが有利です。
すべての区分を同じ銀行に預けてもいいですか?
可能ですが、金額が大きい場合は預金保護の対象範囲を考慮し、複数の金融機関に分けることも検討する価値があります。満期ごとの金利も銀行によって異なるため、いずれにしても複数の商品を比較しておくのがよいでしょう。
少額でもラダリングは意味がありますか?
預入額が小さいと、利息の差がごくわずかで、口座管理の手間のほうが大きくなりがちです。ただ、数十万円程度でも「3か月ごとに少しずつ満期が来る」形にしておけば、急な出費で全額を解約する事態を避けられます。最低預入額と金利の差を比べて、現実的な分け方を選びましょう。
満期が来たら自動継続のままでよいですか?
自動継続のままでも問題はありませんが、継続時の金利は満期日の店頭金利になるのが一般的です。その時点で他の金融機関の金利が高ければ預け替えたほうが有利な場合もあります。満期日にはいったん金利を見直す習慣をつけると、ラダリングの利点を活かしやすくなります。
中途解約の利率はどのくらい下がりますか?
中途解約の扱いは金融機関や商品によって異なり、約定利率より大幅に低い利率が適用されたり、預入期間に応じた割合を乗じたりするなど、条件はさまざまです。具体的な数字は、預け入れる商品の説明書や店頭の掲示で必ず確認してください。