猫種はどのように分類されるの?
猫種は、北米のCFAやTICA、ヨーロッパのFIFeや英国のGCCFなどの猫協会が、それぞれの基準(毛・体型・頭の形・毛色など)に基づいて公認しています。団体ごとに認める品種が異なります。このページではわかりやすいよう、毛の長さと外見的特徴を基準に短毛種・長毛種・個性的な外見の品種に分けて整理しています。
個性的な外見のほとんどは自然の突然変異から生まれる
スフィンクスの無毛、スコティッシュ・フォールドの折れ耳、マンチカンの短い足、マンクスの短い尻尾は、いずれも自然に発生した遺伝子変異から始まり、その後人の手による選択交配を経て一つの品種として定着しました。スコティッシュ・フォールドは1961年にスコットランドの農場で見つかった「スージー」という白い猫が始祖とされ、その子孫から品種が広まりました。
起源には史実と言い伝えが混ざっている
アビシニアンは名前がエチオピアを連想させますが、遺伝子の研究では東南アジアのインド洋沿岸に由来する可能性が指摘されており、品種として確立されたのは19世紀のイギリスです。アメリカン・ショートヘアが入植者の船猫の子孫だという話ももっともらしいものの、証明は難しいとされます。起源の話は、その品種が語り継いでいる物語として読むとよいでしょう。
見た目と動物福祉の関係
外見を優先した繁殖は健康上の代償を伴うことがあります。スコティッシュ・フォールドの折れ耳の遺伝子は、多くの猫で痛みを伴う軟骨・関節の病気と関連しており、動物福祉団体や一部の国の血統登録団体は繁殖を制限または控えるよう求めています。ペルシャの極端に短い鼻も呼吸や食事を難しくすることがあります。気に入った見た目の品種を選ぶ場合は、健康を重視するブリーダーを選び、診察費が高くなる可能性も考えておきましょう。このページは一般的な情報であり、獣医師の診断や助言に代わるものではありません。
よくある質問
初心者にはどの品種が飼いやすいですか?
一般的にブリティッシュ・ショートヘア、ラグドール、アメリカン・ショートヘアのように性格が穏やかで人との触れ合いを好む品種が、初心者には比較的飼いやすいとされています。ただし実際に迎える前には、各品種の手入れの特性を十分に調べることが大切です。保護猫の成猫は性格が分かっているぶん、初めての方に向くこともあります。
犬種の情報もありますか?
はい、「世界の人気犬種事典」でも犬種ごとの原産地と特徴を確認いただけます。
一番大きな猫種はどれですか?
体長や全体の大きさではメインクーンが家庭猫で最大級とされ、オスは6〜11kg前後になることが多く、ノルウェージャン・フォレストキャットやラグドールがそれに続きます。これらの品種は完全に成長するまで3〜5年かかることも珍しくありません。
ベンガルは野生動物なのですか?
ベンガルは1960年代に始まったアジアの山猫(ベンガルヤマネコ)と家猫の交配から作られた品種です。ペットとして流通するのは野生種から何世代も離れた家猫ですが、初期世代の交雑種は地域によって飼育が規制されている場合があるため、迎える前に確認してください。
同じ品種なら見た目や性格は同じですか?
同じではありません。標準は理想像を示したもので、育ち方や子猫期の社会化、血統内の差によって性格は大きく変わります。シャム系でも静かな子はいますし、ペルシャでも活発な子はいます。