体脂肪率計算機

体組成計がなくても、メジャー1本で体脂肪率を推定できます。体重も入力すると、脂肪量と除脂肪量の目安も表示します。変化の傾向をつかむための参考値であり、医療上の助言ではありません。

この計算機でわかること

BMIは身長と体重だけで計算するため、筋肉と脂肪を区別できません。体脂肪率は体重のうち脂肪が占める割合を推定するので、 「体重は同じなのにウエストが細くなった」といった体重計に出ない変化も捉えられます。このページは米海軍式の周囲径法を使っており、 特別な機器がなくても自宅で変化の傾向を追えます。BMIも併せて見たい方はBMI計算機をどうぞ。

結果は推定値であり、診断や医療上の助言ではありません。1回の数字で自分を判断せず、数週間単位の方向を見るために使ってください。

米海軍式の考え方

1980年代にHodgdonとBeckettらの研究から生まれた方法で、検査機器なしで隊員の体組成を評価する目的で使われました。 身体の周囲径と身長から体の密度を推定し、それを体脂肪率に換算する回帰式です。首周りは筋肉(除脂肪組織)の目安、 ウエストと(女性では)ヒップは脂肪のつき方の目安として働きます。長さはすべてcm、log10は常用対数です。

ポイントはウエストと首の差です。ウエストが細くなる、または首が太くなると推定値は下がります。インチ単位の式もありますが、結果はほぼ同じです。

正しい測り方

体脂肪率の区分(ACE)

下の区分はアメリカ運動評議会(ACE)が公表している一般的な分類にならった参考値で、診断基準ではありません。 年齢が上がると同じ健康状態でも体脂肪率は高めに出やすく、同じ数値でも人種や体型によって健康リスクが異なることがあります。

区分男性女性
必須脂肪2~5%10~13%
アスリート6~13%14~20%
フィットネス14~17%21~24%
平均18~24%25~31%
肥満25%以上32%以上

女性の必須脂肪の範囲が高いのは、生殖機能やホルモン作用に脂肪が必要だからです。必須脂肪を下回るのは健康に有害で、「アスリート」区分も一般の人が長く維持する目標ではありません。

ウエストの測り方で結果はどれだけ変わる?(ビルド時に計算)

身長175cm、首38cmの男性で、ウエストだけを変えたときの推定値です。

ウエスト推定体脂肪率
78cm11.1%
80cm12.9%
82cm14.5%
84cm16.2%
85cm16.9%
86cm17.7%
88cm19.2%
90cm20.7%
92cm22.1%

この範囲ではウエスト1cmが約0.8ポイントに相当します。メジャーを少し緩めたり、お腹を出したりするだけで数ポイント変わるため、1回の数字よりも同じ方法で繰り返した推移のほうが信頼できます。

計算例

例A: 男性、身長175cm、首38cm、ウエスト85cm、体重80kg

ウエスト − 首 = 47cm で、推定体脂肪率は16.9%。ACEの男性区分では「フィットネス(14~17%)」にあたります。 脂肪量は 80 × 16.9% ≈ 13.6kg、除脂肪量は約66.4kgです。 ウエストが1cm減って84cmになると16.2%まで下がります。

例B: 女性、身長162cm、首32cm、ウエスト76cm、ヒップ95cm

ウエスト + ヒップ − 首 = 139cm で28.7%、「平均(25~31%)」の区分です。ヒップが100cmになると31.2%に上がります。 筋トレでお尻の筋肉がついて周囲径が増えた場合でも、脂肪が増えたと計算されてしまうのがこの方式の弱点です。

限界と誤差

体組成計も微弱な電流の抵抗から推定する方式で、水分状態に左右されます。どの方法でも、1つの方法を続けて比べるのがいちばん役に立ちます。

結果の活かし方

ご注意

このツールはメジャーの測定値から体脂肪率をおおまかに推定する参考用で、専門家による評価の代わりにはなりません。 健康上の不安や摂食障害の経験がある方は、体組成の目標を決める前に医療従事者へご相談ください。入力値はブラウザ内で計算され、サーバーには送信されません。

よくある質問

メジャーはどう当てれば正確ですか?

肌に沿わせつつ締めつけず、床と平行に、息を自然に吐いた状態で測ります。3回測って平均を取り、毎回同じ時間帯(朝の食事前など)に行うと誤差が減ります。

BMIと体脂肪率はどう違いますか?

BMIは身長と体重だけで計算するため筋肉と脂肪を区別できません。体脂肪率は脂肪の割合を別に推定するので、筋肉量が多い人はBMIが高くても体脂肪率は低めに出ることがあります。BMI計算機と見比べてみてください。

体組成計の結果と違うのはなぜですか?

測定の原理が違います。この計算機は周囲径の回帰式、多くの体組成計は電気抵抗(水分状態の影響を受ける)を使います。どちらも推定なので、数ポイントの差は珍しくありません。

女性はなぜヒップの入力が必要ですか?

女性は腰回りや太ももにも脂肪が多くつくため、ウエストだけでは全体の脂肪量を説明しにくいからです。式にヒップ周りを加えて補正しています。

どのくらいの頻度で測ればよいですか?

変化が現れるまでには数週間かかります。同じ条件で月に1~2回で十分です。毎日測ると測定のばらつきに振り回されがちです。

「測定値をもう一度ご確認ください」と出ます。

ウエストが首より大きくないと計算できません。また、すべてcmで入力しているか、ウエストと首を取り違えていないかを確認してください。