攻撃側には10ヤード前進するために4回の挑戦権がある
攻撃権は「ダウン」という単位で進みます。ボールを持つチームには、10ヤード以上前進するための4回の試み(ダウン)が与えられ、成功すれば「ファーストダウン」として新たな4回のダウンが与えられます。4回で失敗するとボールは相手チームに渡ります。
タッチダウンは6点、その後に1点または2点のプレーがある
ボールを相手のエンドゾーンに運ぶタッチダウンは6点です。得点したチームは続けて、1点のキック(エクストラポイント)か、ゴール近くから行い成功すれば2点になるプレー(2ポイントコンバージョン)のどちらかに挑戦できます。
フィールドゴールは3点、セーフティは2点
エンドゾーンに届かないと見たチームは、ボールをゴールポストの間に蹴り入れるフィールドゴールに挑戦でき、成功すれば3点です。セーフティは守備側に2点が入るもので、攻撃側が自陣のエンドゾーン内でタックルされた場合などにまれに起こります。
試合は15分間の4クォーター制
試合は、それぞれ試合時計で15分の4つのクォーターからなり、第2と第3クォーターのあいだにハーフタイムの休憩があります。パスの失敗や反則、サイドラインの外に出たときなどに時計が頻繁に止まるため、放送時間は3時間を超えることが多いです。
攻撃・守備・スペシャルチームは別々のユニット
ほとんどの選手は、攻撃(得点を狙う)、守備(相手の攻撃を止める)、スペシャルチーム(キックオフ、パント、フィールドゴールなど)のいずれかを専門とし、局面に応じてユニットごと入れ替わります。
黄色いフラッグは反則の合図
審判は反則があると黄色いフラッグをフィールドに投げ入れます。多くの場合、反則したチームにヤード罰退が科され、反則の内容によってはダウンのやり直しや、相手への自動的なファーストダウンになります。
NFLと大学フットボールは基本ルールが同じで、細部が異なる
NFLと大学フットボール(NCAA)は、ダウン、得点、クォーター制といった基本構造は同じですが、延長戦の形式や合法なキャッチの定義、時計の止め方などの細部が異なります。片方で見たルールが、もう片方にそのまま当てはまるとは限りません。
フィールドは100ヤードと両端のエンドゾーン
フィールドは、100ヤードの競技部分の両端に10ヤードずつのエンドゾーンがあり、幅は約53ヤード(53と3分の1ヤード)です。各チーム11人が同時にフィールドに立ちます。ヤード数は、ゴールラインまでの距離を測る共通の物差しとして実況でも頻繁に使われます。
主なポジションの役割
攻撃では、プレーを指揮してパスを投げるクォーターバック(QB)、ボールを持って走るランニングバック(RB)、パスを捕るワイドレシーバー(WR)とタイトエンド(TE)、前線で守るオフェンスライン(OL)が中心です。守備では、前線のディフェンスライン(DL)、中盤のラインバッカー(LB)、後方でパスを守るディフェンスバック(DB)が基本の構成です。
プレーの間にも時間制限がある
NFLでは、プレーが終わって次のプレーを始めるまでに、プレークロックと呼ばれる約40秒の制限時間があります。各チームには前半・後半それぞれ3回のタイムアウトがあり、各ハーフの残り2分には「2ミニッツ・ウォーニング」で時計が止まります。終盤の攻防が盛り上がる理由の一つです。
NFLの延長戦は短い時間の突然死形式から変化している
NFLのレギュラーシーズンで同点の場合は、延長戦(10分)に入ります。プレーオフでは決着がつくまで延長が続き、近年のルール変更で、両チームが少なくとも1回は攻撃権を持てるように調整されてきました。細かい運用は年ごとに見直されることがあるため、最新のルールは公式発表で確認してください。
日本ではアメフトと呼ばれ、学生の大会が人気
日本では「アメフト」の略称で親しまれ、学生の王座を決める甲子園ボウルや、社会人リーグ(Xリーグ)の決勝などがあります。サッカーやラグビーとは別の競技なので、名前が似ていても混同しないようにしましょう。
キックオフとパントで攻撃権を渡す
試合は「キックオフ」で始まり、得点後にも行われます。4回目のダウンで前進できそうにない場合、攻撃側は「パント」で陣地を稼いだうえで相手に攻撃権を渡します。パントを蹴らずにフィールドゴールを狙うか、あえて4回目のダウンで前進を狙う判断は、展開次第で変わります。
ターンオーバーとサックが流れを変える
攻撃側がボールを失うことを「ターンオーバー」と呼び、ファンブルやインターセプトが代表例です。また、パスを投げる前にクォーターバックを倒すことを「サック」といい、攻撃側は大きくヤードを失います。守備側にとっては、攻撃を止める最も有効な手段のひとつです。
チャレンジとビデオ判定
判定に納得できないとき、コーチは赤いフラッグを投げて審判にビデオ判定を求める「チャレンジ」ができます。回数には制限があり、失敗するとタイムアウトを失います。得点に関わるプレーなどは、チャレンジなしで自動的に確認されます。
前方へのパスは1プレーに1回まで
攻撃側は、スクリメージライン(プレーの開始位置)より後ろから、1つのプレーにつき1回だけ前方へパスを投げられます。後ろや横へのパスは何回でも可能で、このルールがランプレーとパスプレーの駆け引きを生んでいます。